クラスTシャツのデザインを考える担当者に選ばれたときに、忘れてはいけないことがあります。それはクラスTシャツはクラス全員が着用するTシャツだということです。デザインを任された人は、自分のセンスをアピールしたくなる傾向があります。デザイン担当に選ばれた理由も、クリエイティブなセンスをクラスメイトに評価されたからかもしれません。
その期待に応えようと頑張る気持ちは大切ですが、独りよがりになってしまったのではクラスメイトから称賛される結果に辿り着くことは難しくなります。あくまでも、みんなが喜んでくれるものを目指すべきで、自分のセンスをアピールすることを優先させてはいけません。独りよがりにならないためにするべきことは、みんなの意見を訊くことです。それぞれの希望に耳を傾けながら制作を進めていけば、自己満足に終わることは無いでしょう。
クラスメイト全員に対して、一人ずつ聞き取りをするのは時間がかかるという場合もあります。学業やクラブ活動など、他にもしなければならないことがある人にとっては、負担が大きすぎます。そんな時には小さなグループに分けて、代表者に事前に意見を取りまとめてもらうのが良い方法になります。まとめてもらった後で代表者から聞き取りをすれば、そのグループに属している人の意見を汲み上げることができます。
そうやってクラスメイトの希望を反映したデザインで仕上げれば、独りよがりに終わらないだけでなく賞賛を受けられるクラスTシャツになることも期待できます。