高校の文化祭を充実したものにするためには何が必要かと訊かれれば、クラスTシャツだと答えます。少々大袈裟な表現だと感じるかもしれませんが、利用することから得られる効果を考えれば言い過ぎではないと思います。その効果は制作の過程から得ることができます。つまり効果が得られるのは文化祭の当日だけではないということです。
更に文化祭が終わった後でも効果が期待できます。それも数日ではなく長い場合は数十年続く場合もあります。クラスTシャツの制作にはクラスみんなの協力が必要です。考えるべきことも多く、高校生には初めての経験になることも含まれています。
デザインづくりや発注先の選定など、普段の高校生活では経験しないようなことが経験出来ます。そして当日は、出来上がったクラスTシャツをクラス全員で着用することになります。同じクラスのメンバーとして、同じ目標に向かっていくという意識をもって文化祭に参加することができます。この仲間意識や目的意識もクラスTシャツを着用することで強く意識することになります。
文化祭が終了した後の効果としては、思い出のアイテムとして力を発揮します。数年経ってから見て、当時みんなでデザインを話し合ったことを思い出す人もいるでしょう。文化祭当日の出来事に思いをはせる人も少なくないと思われます。高校自体の友人が集まった際に持ち出せば、当時のことを昨日のことのように思い出させてくれるアイテムになることも期待できます。